ロマンチック街道という名前は、国内外からの多くのお客様が中世の町や夢の城ノイシュヴァンシュタイン城の姿にいだく印象をそのまま表現しています:古き時代に魅了されタイムスリップするような感覚です。ロマンチック街道はヴュルツブルクからフュッセンへと旅する人に、西洋の歴史や芸術、文化の王国への扉を開きます。また北から南へと伸びる道では変化に富んだ風景が続きます:渓谷、肥沃な農地、森、広がる牧草地、そして山並み。ヴュルツブルクとワイン、タウバー渓谷とローテンブルク、リース盆地、レヒ川一帯、プファッフェンヴィンケルと王様たちの城などです。

 

ロマンチック街道を行く旅は、美しい風景と美味しい食事以外にも、もっとたくさんのものを用意しています。文化とおもてなしの心、多様な風景の中に常に覘く新しさ、何世紀にもわたり守られてきたきらびやかなお城や宮殿のある町々、それらがロマンチック街道を魅力あるものにしています。バルターザー・ノイマンはヴュルツブルクのレジデンツ宮殿を建てました、タウバー渓谷ではティルマン・リーメンシュナイダーの彫刻作品に出会うでしょう、またカール・シュピッツヴェーク画伯はローテンブルク・オプ・デア・タウバーやディンケルスビュールの町に魅了されました、リース盆地では地質学の歴史に直接触れることができます。アウクスブルクでは古代ローマの文化と16世紀に造られた最も古い社会福祉施設フッガライに出会います。ロココ芸術の至宝の一つ、ヴィース巡礼教会はプファッフェンヴィンケルにあります。そして何と言ってもホーエンシュヴァンガウのノイシュヴァンシュタイン城。バイエルンのメルヘン王ルートヴィッヒ二世の建てた世界的に有名なお城は、過ぎ去った時代の夢が石で作られ今に残る姿です。最後にロマンチック街道はバイエルンアルプスの麓の町フュッセンで終点を迎えます。

ロマンチック街道を自動車やキャンピングカー、オートバイで旅するなら、茶色の道路標識に従ってドライブしてください。とても簡単です。それぞれの町を繋ぐように標識が立てられています。ヴュルツブルクからフュッセンまでサイクリングをする人はロマンチック街道サイクリングロードの緑の標識をご覧下さい。ADFCのサイクリングロード網でD9と記載されている道でロマンチック街道沿いに460㎞サイクリングできます。青色の標識は長距離ハイキングロードの標識です。素晴らしい景色とロマンチックな村や町を繋ぐ約500㎞弱のハイキングロードは本当に楽しいハイキングコースです。

ゆっくり時間を取って自然、文化、美味しい料理を満喫してください。マインからアルプスへ続く道では、特別で、感動的な、驚くべき、真のインサイダーだけの楽しみを見つけることができるでしょう。